暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は25日、10万ドル(約1,600万円)台での推移が続いている。
ドナルド・トランプ政権によるデジタル資産規制緩和策の発表を受け、主要なミームコインにも資金が流入。特に、大統領自身が関与するプロジェクトへの期待が高まっている。
ドージコイン(DOGE)
政府効率化省(DOGE省)の公式ウェブサイト「DOGE.GOV」が開設され、ドージコインは0.3495ドル(約54円)まで上昇。時価総額は516.5億ドル(約8兆円)に達し、24時間の取引高も15.9億ドル(約2465億円)を記録している。
当初、同省のロゴには仮想通貨ドージコインと同様の柴犬「カボス」が採用されていたが、その後政府機関としての正式なロゴに変更。テスラCEOイーロン・マスク氏の局長就任への期待から、価格上昇が継続している。
ペペコイン(PEPE)
PEPEの直近価格は0.00001511ドル(約0.002円)で、時価総額は6.35億ドル(約984億円)。24時間の取引高は8.7754億ドル(約1360億円)と活況を呈している。マスク氏のソーシャルメディアでのカエルミーム投稿が好感され、Vol/Mkt Cap(24h)は14.13%と高水準の市場流動性を示している。
マスク氏の影響力に加え、トランプ政権による規制緩和方針も追い風となっている。前政権下で進められてきた証券取引委員会(SEC)による厳格な規制方針の見直しが期待され、2024年の年間成長率1000%超という実績を背景に、引き続き投資資金の流入が見込まれている。
トランプコイン(TRUMP)
トランプ大統領が公認したミームコインとして話題を集めるTRUMPは、上場からわずか5日で取引高が5兆9200億円を突破。この内訳は、Binanceが160億ドル(約2.48兆円)、OKXとBybitがそれぞれ60億から70億ドル(約9300億円から1.085兆円)を記録している。
現在の価格は26.73ドル(約4143円)で、時価総額は53.4億ドル(約8277億円)。Vol/Mkt Cap(24h)は83.41%と極めて高い水準にあり、投資家の強い関心を示している。総供給量は9.9999億TRUMP、このうち循環供給量は2億TRUMPとなっている。
特に注目を集めているのが、トランプ大統領が23日に署名したデジタル資産市場に関する大統領令だ。これにより、デジタル資産市場作業部会が設立され、仮想通貨とステーブルコインに関する連邦規制の枠組み策定が進められる。作業部会は財務長官や証券取引委員会(SEC)委員長らで構成され、ホワイトハウスAI・仮想通貨担当特別補佐官のデビッド・サックス氏が議長を務める。
さらに、国家としてのデジタル資産備蓄の創設も検討されており、市場への好影響が期待されている。一方で、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関するあらゆる取り組みは禁止され、前政権下で発表された「デジタル資産に関する大統領令」と財務省の「デジタル資産の国際的な取り組みに関する枠組み」も撤廃される方針だ。
フロッカーズ(FLOK)
フロッカーズは、Vote-To-Earn(V2E)機能を導入した革新的なミームコインプロジェクト。仮想通貨プレセールでは1300万ドル(約20.15億円)を超える資金を調達し、1月27日のプレセール終了を前に最後の72時間限定販売を実施している。
注目を集めているのが、独自のV2E機能「Flocktopia」だ。これは、FLOCKトークン保有者がプロジェクトの意思決定に参加し、投票に応じて報酬を受け取れる分散型自律組織(DAO)。通常のDAOと異なり、大口保有者に偏らない公平な投票権と報酬システムを特徴としている。
プレセール価格は0.0066883ドル(約1.04円)に設定されており、すでに7.46億個のFLOCKトークンがステーキングプロトコルにロックされ、年率換算収益率(APY)は241%を記録。仮想通貨取引所への上場を控え、市場関係者からは新たなガバナンストークンのモデルケースとして期待する声が上がっている。
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