暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の時価総額が18日、2022年9月以来となる1,150億ドル(約18兆円)を突破した。
SOL、過去最高値圏で推移
24時間取引高は117億ドル(約1兆8,300億円)を記録し、前日比83.01%増を達成。さらに時価総額は1,156億ドル(約18兆1,000億円)まで上昇し、10.13%のプラス成長を示しているところだ。
循環供給量は現在486.58M SOLを記録。総供給量592.39M SOLに対して適切な流通量が維持されており、市場の健全性を示しているところだ。さらに、Vol/Mkt Cap(24h)は9.87%を示し、安定した取引活動が継続。
FDV(Fully Diluted Valuation)も1,407億ドル(約22兆円)を維持しており、長期的な成長potentialを示唆している状況。
テクノロジー面での進化
注目を集めているのが、GitHubで公開された「Winternitz Vault」という新たな技術提案。量子コンピューターによる脅威に対する具体的な解決策として評価を得ている。
この提案は、量子耐性を持つWinternitz One-Time Signature(WOTS)をソラナ上で実装するもの。既存の暗号技術が直面する課題に対して、実用的なアプローチを提示。
取引ごとに新しいVaultを生成する仕組みを採用し、「Vaultを開く」「資金を受け取る」「Vaultを閉じる」という基本操作が可能。ソラナのプラットフォームで効率的に動作するよう、技術的な最適化も図られている。
ETF承認への展望と今後の期待
SECの執行部門がSOLを有価証券として扱う姿勢を示す中、ETF承認プロセスは2026年まで時間を要する可能性が指摘されている。しかし、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のETF承認実績を踏まえ、中長期的な展望は依然として明るいのだ。
特に、新政権下での規制環境の変化に期待が集まっている。「世界の仮想通貨の首都」を目指す政策方針は、ソラナを含む主要な仮想通貨にとってポジティブな材料となっている。
ソラナレイヤー2の新規プロジェクト
このような仮想通貨市場の活況を背景に、新たな投資機会として注目を集めるミームコインが、ソラナのレイヤー2ソリューションとして開発されているSolaxy(SOLX)だ。
プロジェクトは1,000万ドル(約15.6億円)の資金を調達し、ソラナブロックチェーンが抱えるネットワーク混雑や取引失敗、スケーラビリティの制限といった課題に対する革新的な解決策を提示している。
SOLXトークンはイーサリアムとソラナのマルチチェーンで展開され、両プラットフォームの強みを活かした分散型金融(DeFi)エコシステムの構築を目指す。
特筆すべきは、イーサリアムの豊富な流動性とソラナの高速・低手数料という特性を組み合わせることで、従来にない取引体験を実現する点である。
現在のプロジェクトの時価総額は10億ドル(約156億円)を超えており、ソラナ初のレイヤー2ソリューションとして仮想通貨プレセールにも大きな期待が寄せられている。
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