
2025年第2四半期が近づいてきて、暗号資産市場は大きな変化を迎える。
ミームコイン(インターネットミームに基づく暗号資産)が注目を集めています。専門家はこれらの銘柄を買い推奨リストに加えているのです。
一方で、経験豊富な投資家たちはFartcoinの急騰を利用して売却しています。
将来再エントリーするためのタイミングを探りながら、PopcatやBTC Bullなどのミームコインを買い増ししています。
なぜFartcoinの売却が推奨されるのか
Fartcoinは、2025年3月10日の市場全体の局地的な底値を機に、ミームコイン市場で最も注目を集めた銘柄である。
価格は0.198ドル(約29円)から急騰し、最大で0.63ドル(約93円)と約220%の上昇を記録した。
しかし、4時間足ベースでは買われすぎの水準に達しており、価格は下落に転じ、3月26日(水)時点では0.52ドル(約77円)まで調整している。
著名アナリストのアリ・マルティネス氏は、Fartcoinにおいて「ヘッド・アンド・ショルダー(頭と肩)」パターンが形成されていると指摘しており、これはミームコイン市場では弱気サインとされる。
さらに重要なのは、Fartcoinが0.62〜0.63ドルの水準で「ダブルトップ(天井が2回ある形)」を形成している可能性がある点だ。仮にこれが事実であれば、今後0.40ドル(約59円)付近まで再度下落し、その後に強気トレンドへと戻るシナリオも想定される。
220%の上昇を受けて利益確定を行うのは合理的な判断といえる。現在のような市場の先行き不透明感のなかでは、Fartcoinを売却しておき、0.40ドル付近で再エントリーを狙う戦略がリターン最大化の鍵となりそうだ。
#fartcoin is about to become #shitcoin! pic.twitter.com/3Rg9rKbwoR
— Ali (@ali_charts) March 25, 2025
Popcatは再び「買い時」か
Popcatは、再び専門家による「買い推奨リスト」に登場している。Solana(ソラナ)基盤のミームコインであるPopcatは、現在0.23ドル(約34円)と割安な水準で取引されており、時価総額は2億3,000万ドル(約3,410億円)と過去最高値から90%近く下落している。
しかし、4時間足の200EMA(指数平滑移動平均線)を上回る水準へと回復しており、これはミームコイン市場で強気なモメンタムが発生しているサインとされている。Fartcoinも0.39ドルの時点でこの水準を突破し、数日で2倍近く上昇している。
次なる注目水準は50日EMAの0.27ドル(約40円)であり、ここを超えるとさらなる上昇も視野に入る。
アリ・マルティネス氏は、Popcatのマクロ的な底打ちが近いと分析している。ただし、短期的にはさらなる下落余地もあると見ており、慎重な取引が求められる局面といえる。
I think #Popcat is here! pic.twitter.com/JP3PIcUPzu
— Ali (@ali_charts) March 26, 2025
話題の新ミームコイン「BTC Bull」も注目の投資先に
経験豊富な投資家たちは、独自性のある低時価総額の暗号資産への投資に積極的な姿勢を見せている。2025年第2四半期には、暗号資産市場への資金流入が急増すると予想されており、こうした「低時価総額の原石」は大きなリターンをもたらす可能性がある。
実際、あるGHIBLI(ジブリ)購入者は、433ドル(約6万4,000円)の投資がわずか10時間で50,760ドル(約755万円)に膨れ上がるという事例も出てきている。
同様のリターンが期待されているのが、BTC Bull(BTCBULL)である。これは、Bitcoin(ビットコイン)をテーマにしたユニークなミームコインで、他の新興ミーム銘柄とは一線を画している。
BTC Bullの保有者には、ビットコイン価格が特定の水準に達した際にBTCの大量エアドロップ(無料配布)が行われる仕組みがあり、さらに定期的なトークンバーン(焼却)やBTCBULLのエアドロップも予定されている。
こうした「無料でビットコインが得られる可能性」が注目を集め、すでにプレセール段階で400万ドル(約5億9,600万円)以上の資金を調達している。
その独自性と時価総額の小ささから、BTC Bullは「今買うべき暗号資産」のひとつとして位置づけられており、早期購入者の間では「次なる100倍銘柄」との声も高まっている。
