Pepe対Dogecoin ― いずれも注目のミームコイン、今買うべき暗号資産はどちらか？

いわゆる「上昇一辺倒」のシーズンが目前に迫っている。第2四半期の開幕を目前に控え、暗号資産市場では次の強気相場に備える動きが加速している。

月末および四半期末を迎える中、多くの暗号資産が大規模なブレイクアウト（価格急騰）の兆しを見せている。その中でも、PepeとDogecoinは際立った上昇基調を示しており、史上最高値の更新が視野に入りつつある。

一方で、まだ投資していない投資家にとっては、どちらを買うべきかという疑問が残る。なお、新興のミームコインであるFartcoinやPopcat、BTC Bullなども注目を集めている。

Pepe強気派の主張：2025年、カエルのミームコインはどこまで伸びるのか？

投資経験の豊富な投資家にとって、Pepeが第2四半期を前にして強気の動きを見せていることは、特に驚くべきことではない。Pepeは、ミームコイン市場全体の勢いを測る指標としても機能しており、そのブレイクアウトはしばしば市場全体のトレンドを示唆する。

3月11日の安値を起点に、Pepeの価格は60%以上上昇し、27日（水）には0.0000092まで上昇した。安値以降は上昇トレンドラインに沿った動きを見せており、今から購入やロングポジションを検討している投資家にとっても、焦る必要はない。

現在、4時間足のRSI（相対力指数）が買われすぎの水準に達しているため、短期的な調整が起こる可能性が高い。サポートラインの再テストを経て、0.0000076～0.0000078の範囲でのエントリーが有利になると見られている。

長期的には、著名なアナリストたちは依然としてPepeに「億り人」の可能性を見ている。テクニカル分析グループのTeam LAMBO Chartsは「世代的反発（generational bounce）」が起きると予測しており、今後数カ月で6倍の上昇が見込まれている。

時価総額210億ドル（約3兆1,800億円）という水準も、Pepeにとっては非現実的ではない。第2四半期に向けて勢いが増していることを踏まえると、さらなる上昇も期待できる。

Dogecoinの価格予測 ― DOGEは1ドルに到達するか？

ミームコインの代名詞ともいえるDogecoinも、大規模な上昇に向けて準備を整えている。

DogecoinはPepeと同様に3月11日に安値を記録したが、その後の上昇率は約30%にとどまっており、27日（水）には最高で0.203ドル（約30円）まで上昇した。

一見すると、Pepeの方が強い反発を見せており、市場全体の回復に対する感応度も高いように見える。

しかし、Dogecoinの30%の上昇は、時価総額を約60億ドル（約9,100億円）押し上げたのに対し、Pepeの上昇による増加は約15億ドル（約2,300億円）にとどまっている。

加えて、Dogecoinは急騰前に比較的長いもみ合い期間を経る傾向がある。現在も、2014年から2017年にかけて形成された価格パターンに似た「ラウンディングボトム（底を丸く描く形）」を形成中であり、著名アナリストたちは「大型の上昇」が間近に迫っていると見ている。

Dogecoin支持者たちは、依然として「1ドル（約150円）」という目標を諦めていない。米国証券取引委員会（SEC）が年内にスポット型のDOGE ETFを承認する可能性もあることから、新たな最高値の達成も視野に入っている。

今買うべき暗号資産はどちらか？

PepeとDogecoinのどちらを選んでも、投資家が大きく間違える可能性は低い。

Pepeはイーサリアム（Ethereum）との相関性が高く、いわばイーサリアムのベータ資産としての性質を持つ。一方、Dogecoinは市場全体との相関が低めであり、相場の最終局面で大きな値動きを見せる傾向がある。

このため、経験豊富な投資家たちは両方のミームコインに分散投資しており、それぞれのタイミングで高リターンを狙っている。

また、FartcoinやPopcatといった比較的新しいミームコインにも関心が集まっている。これらは時価総額が非常に小さいため、短期間で大きな上昇が見込める銘柄として注目されている。

中でも、BTC Bull（BTCBULL）はスマートマネーの大量流入を受けて、プレセールで400万ドル（約6億円）以上を調達している。多くの新興ミームコインが短命に終わる中、BTC Bullはビットコイン（Bitcoin）と連動した仕組みにより、長期的な成長性を示している。

BTCBULL保有者は、ビットコイン価格が特定の水準に到達するたびに、大量のBTCエアドロップを受け取る仕組みになっている。これに加えて、定期的なトークンバーンやBTCBULLの大規模エアドロップも予定されている。

この独自性と小型銘柄である点から、BTC Bullは多くのアナリストの「今買うべき暗号資産」リストに名を連ねており、早期購入者の中には「100倍リターン」を狙う声もある。

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