ミームコインのドージコイン(DOGE)の価格は21日、トランプ大統領就任式直後に大きく変動した。一時51円台まで下落した後、わずか15分で62円台まで急騰する展開となった。
マスク氏率いる政府効率化局の設立が転機に
価格変動の引き金となったのは、イーロン・マスク氏が率いる政府効率化局(Department of Government Efficiency、略称DOGE)の設立だ。
同局の公式サイトに掲載されたドージコインのロゴが、投資家の間で大きな話題を呼んだ。マスク氏は以前からドージコインの熱心な支持者として知られており、トランプ大統領の選挙期間中から政府効率化に関する構想を打ち出していた。
JUST IN: 🇺🇸 US Government officially launches Department of Government efficiency (DOGE) website. pic.twitter.com/lMa5vrYTfN
— Watcher.Guru (@WatcherGuru) January 21, 2025
市場は強気な展開、取引量が大幅増加
この動きを受け、仮想通貨市場全体が活況を呈している。ドージコインの24時間取引量は約1兆5,104億円を記録した。
市場の時価総額は約8兆8,384億円に達し、市場心理を示す恐怖・強欲指数は72を示し、投資家心理は楽観的な領域に入っている。ただし、年初来高値である75円台までは、まだ距離がある状況だ。
専門家の見方は慎重、投資判断に注意を
市場関係者の間では、今後の見通しについて意見が分かれている。一部のアナリストは、過去の大統領就任式後の価格動向を分析し、大幅な上昇の可能性を指摘する。
注目集めるWall Street Pepe、プレセール好調
ミームコインが熱狂をみせる仮想通貨市場では、新たな注目株としてWall Street Pepe(WEPE)が台頭している。プレセールでは既に約77億円を上回る資金を調達。
小規模投資家向けの独自の取引シグナル提供や、最大25%のステーキング報酬など、実用的な機能が評価されている。2025年第1四半期の上場を控え、市場関係者からは10倍以上の成長potentialも指摘されている。
トランプ政権下での新たな仮想通貨政策の展開と併せ、WEPEの動向からも目が離せない展開となっている。