ビットコインおよび主要なアルトコインが依然として明確な上昇の勢いを欠く中、多くの投資家はより高いリターンが見込める低時価総額の仮想通貨や新興プロジェクトに目を向けている。本記事では、実用性を重視したロードマップを掲げ、注目を集めている3つの仮想通貨プレセールを紹介する。
1. BTC Bull Token（BTCBULL）
BTC Bull Token（BTCBULL）は、2025年において最も急成長しているプレセールの一つで、これまでに450万ドル（約6億8,000万円）以上を調達している。ミームコイン文化の勢いとビットコインの市場支配力を組み合わせたプロジェクトであり、ビットコイン（BTC）の価格上昇に応じたエアドロップ（無償配布）を、BTCを直接保有せずとも受け取ることが可能だ。
BTCBULLのエコシステムの中核には、BTC価格に連動するマイルストーンが存在する。BTCが12万5,000ドル（約1,875万円）、17万5,000ドル（約2,625万円）、22万5,000ドル（約3,375万円）に達した際にトークンがバーン（焼却）され、供給量が減少し希少性が高まる仕組みとなっている。
一方、15万ドル（約2,250万円）および20万ドル（約3,000万円）到達時には、保有者にBTCのエアドロップが行われる。さらに、BTCが25万ドル（約3,750万円）に達した場合には、総供給量210億トークンのうち10%がプレセールの購入量に応じて初期貢献者に配布される。
現在、BTCは81,000ドル（約1,215,000円）で推移しており、数カ月前には10万ドル（約1,500,000円）を突破したことから、BTCBULLには今後の価格上昇による追い風が期待される。ステーキングもすでに可能となっており、年利91%のAPY（年利回り）で、11億トークンがステーキングされている。
著名な仮想通貨アナリストであるNass Crypto氏は、BTCの将来性に強気な投資家にとって、現在の高値でBTCを購入する代わりに、革新的かつコミュニティ主導のトークンであるBTCBULLに注目する価値があると述べている。
2. MIND of Pepe（MIND）
MIND of Pepe（MIND）は、ミームコインに未来的な要素を取り入れ、ウイルス的拡散力とAI（人工知能）技術を組み合わせたプロジェクトである。プレセールではすでに790万ドル（約11億8,500万円）を調達しており、AIと仮想通貨の融合トレンドの最前線に位置している。
D̸̼͖̣́͂̉͝ͅõ̴̝̩͚̑̏m̸̳̲̊i̵̢̞̲̇͌n̷͈͖̻̿i̶̛̹̇̅̑ȏ̶͖̻͇͈̎ṋ̶͓̪͙̀̀. $MIND pic.twitter.com/g6MiwqVp5h
— MIND of Pepe (@MINDofPepe) April 14, 2025
特に注目すべき点は、「AIエージェント」と「ミームコイン」という検索ボリュームが急増している2つの分野を融合している点である。アナリストのClayBro氏は、この2つのカテゴリの検索数が過去最高水準にあることを指摘しており、MINDは爆発的なトレンドの交差点に位置しているといえる。
プロジェクトの中心には、仮想通貨市場の洞察を「ハイブマインド分析（集合知分析）」によって収集する自己進化型AIエージェントが存在する。エージェントはプラットフォームとの連携やインフルエンサーとの対話を通じて、MIND保有者にリアルタイムで活用可能な情報を提供する予定だ。将来的には、エージェントが新たなトークンの創出や初期段階での投資機会を提供することも構想されている。
AI機能はまだリリースされていないが、ステーキングはすでに開始されており、年利284%のAPYが提供されている。これまでに12億MINDトークン以上がステーキングされており、ミームとしての拡散力とAIの実用性の双方を兼ね備えたプロジェクトとして注目されている。
3. Best Wallet Token（BEST）
Best Wallet Token（BEST）は、Best Walletエコシステムのネイティブトークンであり、プレセール中にすでに1,160万ドル（約17億4,000万円）を調達している。仮想通貨ウォレット関連のトークン市場は現在17億4,000万ドル（約2,610億円）の時価総額を有しており、BESTはこの分野において大きな存在感を示そうとしている。
BESTは、Best Wallet内でのユーザー体験を向上させる目的で設計されており、トークン保有者には取引手数料の割引、新プロジェクトへの先行アクセス、ステーキングにおける高利回り、プラットフォームに関する意思決定への投票権などが付与される。これらのユースケースは、長期的な価値提供を意図して設計されている。
中でも、BESTのステーキング機能は注目すべき価値提案の一つである。著名アナリストのAustin Hilton氏は、BESTのステーキング報酬を業界屈指の水準と評価しており、実際に1億9,900万トークン以上がステーキングされていることからも、コミュニティの信頼の高さがうかがえる。
Best Wallet自体は、マルチチェーン対応やdApp（分散型アプリ）との連携機能を備えているが、BESTの魅力はトークンの実用性と成長を促すインセンティブ構造にあるといえる。
