GrayscaleがCardano(ADA)ETFを申請したと発表され、ADAの価格は11%上昇した。市場の信頼が回復し始めたようだ。ADAは今買うべき仮想通貨なのか?
ビットコインやイーサリアム以外の資産にも注目が集まっている。GrayscaleがCardanoのスポットETFを申請したことが背景にある。このニュースを受けて、ADAの価格は11%上昇した。
技術的観点から、ADAの最新のブレイクアウトは強気の勢いが増していることを示唆している。過去の安値からの回復が進んでいる可能性がある。
2024年12月以降、ADAの価格は市場全体の低迷とともに40%以上下落していた。しかし、今回のETF申請により再び投資家の関心が集まっている。
2021年初頭、ADAは現在と類似した価格推移を見せた。一定のレンジ内で推移した後、急騰して過去最高値(ATH)を記録した。現在の価格チャートを見ると、ADAは重要なレジスタンスレベルを試しており、上昇基調が続けば過去最高値の再テストも視野に入る。
ADA価格分析:Cardanoは2025年2月に1ドルに到達するか?
ADAは最近短期下降トレンドを突破し、現在0.812ドル(約120円)で取引されている。この動きは、下落の勢いが弱まりつつあることを示しており、取引量が増加すれば新たな強気フェーズが始まる可能性がある。
まず注目されるのは1.20ドル(約180円)のレジスタンスラインだ。この水準は心理的な壁であり、過去の取引履歴からも重要な抵抗帯とされている。ADAが0.75~0.80ドルのサポートゾーンを維持しつつ上昇すれば、1.20~1.30ドル(約195円)への上昇が期待できる。
一方、価格が0.80ドルを下回ると、売り圧力が依然として強いことを示唆し、下降トレンドが継続する可能性がある。その場合、ADAはさらに下のサポートレベルへと下落する可能性がある。
取引量と市場全体の状況を注視することが重要であり、強い取引量を伴うブレイクアウトの方が信頼性が高い傾向にある。
Solana初のレイヤー2プロジェクト「Solaxy」、プレセールで2,070万ドル調達―今買うべき仮想通貨か?
Solanaは世界で最も影響力のあるブロックチェーンの1つだが、ネットワークの混雑が大きな課題となっている。
この問題を解決するために登場したのが、Solaxy(SOLX)という新しい仮想通貨のレイヤー2ソリューションだ。SolaxyはSolanaのスケーラビリティを向上させることを目的としており、現在、プレセールで2,070万ドル(約31億円)を調達している。
Solanaは理論上、秒間65,000件の取引処理が可能だが、特にミームコインのローンチ時などの高トラフィック環境ではネットワーク混雑が発生することがある。
Solaxyはこの課題に対応するため、Solanaのブロックチェーンに追加の処理レイヤーを導入する。全ての取引をメインチェーンで処理するのではなく、一部の取引をオフチェーンで処理し、後にまとめてSolana上で確定させる。この方式により、取引速度の向上、手数料の低減、ユーザー体験の向上が期待される。
Solaxyのエコシステムの中核を担うのが、ネイティブトークンであるSOLXだ。SOLXの用途としては以下のものがある。
- ガス代(取引手数料)
- ステーキング報酬
- ガバナンス(意思決定)
- クロスチェーンブリッジ
Solaxyのマルチチェーンブリッジにより、EthereumとSolanaのエコシステムが接続され、Ethereumの高い流動性を活用しつつ、Solanaの高速トランザクションを活かすことが可能となる。
SOLXプレセールが急拡大―上場前に2,000万ドル突破
Solaxyのプレセールは2024年12月中旬に開始され、わずか2カ月で2,070万ドル(約31億円)を調達するという大きな成功を収めている。
この急成長は、SolaxyがSolanaのスケーラビリティ問題を解決する能力に対する投資家の強い信頼を示している。
現在、SOLXトークンは0.001634ドル(約0.25円)で販売されているが、この価格は今後18時間以内に引き上げられる予定だ。
Solaxyはまず分散型取引所(DEX)に上場する計画であり、将来的には中央集権型取引所(CEX)への上場も視野に入れている。また、SolaxyはCoinsultによるセキュリティ監査を完了し、その信頼性を確立している。
市場の関心が高まる中、Solaxyのプレセールは2025年に注目すべき仮想通貨イベントの1つとなりそうだ。